2003-01-01から1年間の記事一覧

みどりのしずく

がー君(id:gaaa)が産地で寝ずの番をしたという翡翠の逸品が、糸魚川市フォッサ・マグナ・ミュージアムでいよいよ公開の運びとなります。ライトを当てると、内側から素晴らしい緑色が透けてきます(ミュージアムのサイトに載っている画像では、そのさまはま…

地団研の話題ちょっと続き・牛来正夫日記のこと

まだちょっとだけですが、ウェブで地団研について言及したページを見ています。戦後において、科学の啓蒙に大きく関わったことは確かで、そこには、青雲の志と挫折とが感じられます。やはり、教育というファクターは見逃せない。理想があり、よりよい世界を…

googleおそるべし

ほんの一日か二日で、googleに日記の記述がひっかかってくることを発見。googleの前に隠し事なし、とは思っていましたが、ここまでとは……。とくに「はてな」はリンクの塊だから余計にかかりやすくなるのかしら。つい一昨日の記述、「ウチの会には地団研のひ…

もうひとつ。

関西のほうの高校の先生が書いた鉱物採集ガイド的な本で、京都府大路の鋭錐石を「ジルコン」と誤って解説している本がありますが、あれのタイトルは何でしたっけ? それこそ益富地学会館あたりで尋ねればすぐに答えが出たであろう、初歩的な誤りなのですが、…

高校教育に関連して、こんな日記も書いていました。

http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20030928#p2 自分がナマイキな高校生のころから、先生ってものを知らないなーと思うことは多々あったのです。というか、期待するわけですよ。先生なんだからいろんなことを知ってるだろうって。ところが、国語の先生で…

追記

高校地学教科書での記述について、詳しく触れているページを見つけました。 http://georoom.hp.infoseek.co.jp/3litho/24platehistorical.htm の、地向斜造山論についての記述以降です(ページを下にずっとスクロールすると出てきます)。 1980年代の高…

理科教育MLから反応をいただきました。

この日記の11月9日の記述に対し、理科教育MLで反応がありました(リファでみつけました)。嬉しいです。 http://rika.org/archive/rika/200312/msg00037.html なぜなら「地学教科書の記述で、地向斜からプレートテクトニクスへの移行は、どのように推移して…

検索

この日記、どういうわけか「おばさんとのSEX」という検索語でひっかかるんですね。そんなこと、ひとことも書いてないのに。どっかとどっかの組み合わせでこのフレーズができてしまっているんでしょうが、このキーワードで検索してきてるひとがすでに何人もい…

金鉱脈探査シミュレーションゲーム「インゴット79」

http://www.ingot79.com/ 『 地中には黄金のムカデ が眠っている… 』 駆け出しの金鉱脈探査師「金田リキ」の前に金鉱脈の情報と共に 謎の山師「J」が現れた。発見すれば、その価値は数百億と言われる、金鉱脈への挑戦…それは莫大な費用と自分の知識を賭けた…

金鉱を探す人

南アルプス金鉱探査センター・探査日誌 http://www.asahi-net.or.jp/~sf6j-iskw/exp/05.html 本業は地質コンサルタントで、個人で国内の金の探鉱を続けているひとの日記。個人で、しかも日本国内での金鉱床発見は無理、と周囲にはいわれながらも頑張ってるよ…

川上の鉱山全盛期から終演まで、一筋で生きた村人の話

http://www.kawakami.ne.jp/moriben/kinzan/kinzani.htm「終演」は「終焉」の誤変換のような気もするのですが……。 長野県南佐久郡川上村梓山の話です。鉱物趣味の世界では「甲武信鉱山」と呼ばれているところですね*1。 *1:鉱物コレクターの間で通称されてい…

脳と心

思いついたことをメモ。 最近、流行っている「脳」をクローズアップして問題を語る一部の言説ってのを考え直してみると、とどのつまりは、人々の行動の不具合をまず対象にしている。電車のなかで平気で化粧をする、諸々の「ゲーム人間」、「非言語性LD」、み…

コメント欄

当面、はてなユーザーのみの書き込みとさせていただきます。荒らしめいた書き込み(少なくとも、ぼくにとっては不快な書き込みでした。内容が、ではなく、書き込みの名義が嫌でした。その名前でここに書き込むこと自体、嫌がらせとみなします)がありました…

もろもろ

今日は持病の調子が悪く、生産的ではありませんでした。 夜になってから仕事上の軽いトラブルが発生、予想してなかった待ち時間など生じたものの、さきほど解決。 患者の会の年次総会に出られない旨、はがきを出さねば。 そういえば、ナルコレプシーの診断に…

こっち方面のカルチャーのひとには、「オンリーイベントのスタッフをやってます」と説明したほうが早いかもしれません。

早いもので、今年も池袋国際化石鉱物ショウの季節となりました。ミネラルマーケット(鉱物趣味のフリーマーケット)実行委員会でも、1テーブル出展します。場所はサンシャインシティ2F、12月12日(金)から15日(月)までの出展です。詳しくはhttp://homepa…

石薔薇さま

おくればせながら、『マリア様がみてる』を読みました。なかなか楽しめました。画像はその「マリみて」にちなんでデザート・ローズを。フランス語では何というのかしら。

糸魚川市小滝地域の青色ヒスイ産地が採集禁止に

新潟県糸魚川市立フォッサマグナ・ミュージアムの学芸員、宮島宏氏より表題の話をききました。小滝地域の青色ヒスイ産地が採集禁止になったそうです。具体的な細かい地名は、逆に採集者を誘導することになりかねないため、伏せておきますが、青色ヒスイのか…

塩酸を買ってこなければ。

塩酸が切れているので買ってこなければ。よぶんな方解石を溶かしてさまざまな鉱物の結晶を浮き出させるのに使うのです>鉱物趣味以外のひと。 「塩酸」って確かに劇薬だし、危険はありますが、ちょいと手についたくらいでは全くどーってことはない。少しピリ…

そんなもん「逆恨み」でいいじゃんねえ

オタクだサブカルだ、あと最近はワセダだ、とあれこれ自己規定している(話題の対象はそれぞれだけど、とどのつまりは自己規定合戦にみえる)日記をいくつか見たのだけど、いささか疲れてしまった。感想はひとつ。「ルサンチマン」というタームでものごとや…

間違いに気づく

http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20030927#p3 の記述、ウィリアム・ギブスンが書き下ろした詩が使われているYMOの曲名は、"Psychogeography" ではなくて "Floating Away" でした。

このところ

一週間が経つのがむやみに早く感じられます。「時間が経つのが」ではなく、一週間という区切りで振り返って「あれってまだ先週のことだったの? ずっと前のような気がしてた」という感じ。「はてな」というかネットもそれを加速してます。 ……と、ことばにし…

追記:『NANA』(矢沢あい)について

担当編集者(女性)から、ハチ子を見てて憎くてしょうがない。嫉妬だと分かってるんだけど……というメールが来たり、松谷創一郎さん(id:TRiCKFiSH)と話をしてて最終回予想みたいな展開になったりと、なるほど温度の高い「語り」がそこここに。「松谷さん、…

ハガレン

某社での打ち合わせの席にて。 「『鋼の錬金術師』って、初版80万部刷ったんだそうですよ」 「まじすか。……すごいっすねえ。こないだ6巻買おうとして、どこもかしこも売り切れてて、結局7軒めでようやく見つけましたからねえ」 「まだ読んでないんですけど…

東京都青少年問題協議会・第5回専門部会

なのですが、残念ながら今日は傍聴に行けません。なぜならば、連休前なので入稿作業をすませておかねばならないのです。ぼくはマンガの編集もやっているので。 前回、19日に開かれた第4回にも行けなかったのですが、斎藤環さんが宮台真司さんを参考人として…

『隠蔽された障害』が絶版になった理由

「アックス 29号」(青林工藝舎 2002.10)を見ることが出来ました。 山田花子の両親である高市俊皓・裕子の両氏による手記「石川元著「隠蔽された障害」(岩波書店刊)成立から出版に至る経緯とその真実」が掲載されています。 両親が抗議をし、絶版に至った…

バブルのころの思い出。

中央大学現代視聴覚文化研究班班長の日記 http://d.hatena.ne.jp/han-cho/20031114#p2 が、「バブル期の暮らし」について触れていました。 http://sagisou.sakura.ne.jp/~sakuchin/kazumi/04/79.htmlそこでぼくも、バブルのころのことを書こうと思います。ぼ…

google検索「鉱物産地最新情報」でここへ来た方へ。

リンク元表示を見ていたら、「鉱物産地最新情報」というキーワードで検索してこの日記にアクセスした方がいらっしゃいました。 ウェブに情報を求める気持はわかります。鉱物採集をはじめて、もっと採集がしたいと思っても、よいガイドブックは少なく、同好の…

このところ

鉱物関係の単語で検索をかけて来るひとがちらほら。「鋭錐石」とか「ヤコブス鉱」とか。いずれの単語にせよ、キーワード検索で来るひとってのは、多くが一度きりの縁なんだろうなと思います。その一期一会もまた、趣き深いものではあります。

「ヤマなし、オチなし」は、「脳の発達上の欠陥」? 精神科医はマンガから何を読みとり、何を「読まなかった」か。

『隠蔽された障害 マンガ家・山田花子と非言語性LD』(石川元 岩波書店)をようやく読了しました。この本が遺族の訴えで裁判となり*1、絶版に至ったということを書いた(http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20031017#p2)ら、ずいぶんとあちこちからリンク…

『心理学化する社会 なぜ、トラウマと癒しが求められるのか』 斎藤環 PHP研究所 ISBN:4569630545

読了。斎藤さんの現場感覚に根ざした考察なんじゃないだろうか。なにか功のあるものには、常に罪がある。しかし、罪ばかりを見るのではなく、功の大きさを見据えつつ、いかに罪を最小化するか、という処方を探るような姿勢を感じた。この場合の「なにか」と…