高校教育に関連して、こんな日記も書いていました。

http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20030928#p2
自分がナマイキな高校生のころから、先生ってものを知らないなーと思うことは多々あったのです。というか、期待するわけですよ。先生なんだからいろんなことを知ってるだろうって。ところが、国語の先生で、たとえば「日本近代文学の起源」に言及するようなひとは、ぼくが通ってた高校では一人しかいませんでした。そういうの期待するんだよなーと、人文系の博士課程のひとに話したら「そんなの、予備校に行ったらいっぱいいるやん」と一笑されました。
もちろん、昨日、紹介した地学関係のことがらを丁寧に解説したサイトの書き手の方のように、勉強熱心でものを考えている教員の方もいるのでしょう。しかし、ぼくが見知っている例が悪すぎるのか、そういった熱心な方が希なのか、全体としてどうなのかはよく分かりません。しかし、いま、高校中学の理科の先生で、「カミオカンデ」「劣化ウラン」といった言葉を、分かりやすく説明できるひとは、どのくらいの割合でいるのでしょう? 気の利いた生徒ならば、自分でgoogle先生に尋ねたりして、調べてしまうとは思うのですが。
ただまあ、公立高校の教員をやってる友人の話だと、そういったことに関心を持つ層は決して公立には来ないってことだそうですが。