2003-09-01から1ヶ月間の記事一覧

トルコ石の亜鉛置換体

ファウスト石。トルコ石の銅の一部を亜鉛で置き換えたもの。 ミネラル・データ(上のリンク先)の産地記述を見たら、河津鉱山*1について、日本語のリファレンスしかないが、近く英語のものが出ますよ、とありました。どこかが論文準備中なんだと思いますが、…

見ず知らずの人に勝手にエールを送るの巻

社団法人富山県農林水産公社有峰森林部の中川さんという人は、きっと少ない人員、予算のなかで奮闘しているのだと思います。なので、こっそりエールを送っておきます。

ぼくはいちおう高校教員一種免許を持っています。そこらの教師よりはよっぽど授業も上手いよ〜。

それにしても、大学を卒業して以降、最新の科学的知見を得るのは、なかなか難しいものです。卒業後、すでに十数年が経っていますが、その間、どうも硼素の地球化学的な挙動はかなり分かってきたみたいだけど実際はどうなのか、とか。花こう岩のタイピングに…

加藤昭先生の講義をききました

昨日(27日)、関東鉱物同好会の講演がありました。講演タイトルは「鉱物の化学組成式の理解と活用」です。 演者である加藤先生は、国立科学博物館元地学部長、現名誉研究員という方です。ずいぶん久しぶりにお会いした格好になりますが、その凛としつつ飄々…

そしてがー君から電話あり。東京石

鉱物学会に行っているらしい。宿からの電話でした。 新鉱物「東京石」の記載論文の別刷りかなにかを送ろうと思うのだが……という内容。じゃあ送ってよ、と答えましたが、その「東京石」、例のバリウムのバナジン酸塩鉱物なのですが、目に見えるサイズではない…

「飛騨ルビー」というのはどうか?

9月22日づけの日記に関連して、岐阜県吉城郡河合村羽根谷産の「ルビー」を総称して、「飛騨ルビー」と呼ぶってのはどうでしょうか。「飛騨ヒスイ」とかと比べて、途端に情けない響きになるのがミソ。クチに出して発話してみると、よくわかると思います。「ひ…

9月15日にしたそうです。

ぼくはまあ、このところ新聞もロクに読まず、テレビも見ないような生活にハマっていたので、世事にとんと疎くなっていたのです。こと野球に関してはもとから関心がないので、なおさらです。とはいえ、世間で「阪神が優勝しそうだ」と大騒ぎになっていたこと…

ところで岐阜県羽根谷の「ルビー」は?

本当に「ルビー」なんでしょうか。鉱物収集を趣味とするひとの間では、国産の「ルビー」と呼ばれ、人気のあるものです。かなり色の濃い赤色のものも見つかってるときいていますが、クロム着色ではないという話もあります。それは我々が勝手に「ルビー」と呼…

「宝石の常識」シリーズ ルビー&サファイア(双葉社・監修:岡本憲将)

この「宝石の常識」シリーズは、なかなか面白いムックです。読むと、宝石のことを知っているようで、案外、知らないものだということに気づかされます。この本は、産地の様子などを写真入りで細かく説明しているほか、宝石のグレードについて丁寧に解説して…

ねる。

今日はなにかと寝てばっかりの日です。がーの人やのびたの人は、きっと採集に行ってたんだろうな〜。おやすみなさい。ぐう。

「大学教授ふう」ってどんなんだろう

古本屋「ブックスーパーいとう」に行ったら、レジ横に手書きのメモが。見ると「大学教授風のおじいさんが、『この本は相場に比べると高すぎる。なぜこの価格なのかの説明を求める』というクレームを残していかれました。店長に……」(以下、読めず。大意)と…

昨日は漫画史研究会がありました。

今回はぼくが発表をするというので(内容は来年刊行予定の単著の一部に相当します)、前日からほぼ徹夜で準備をしていきましたよ。題材は「”マンガはつまらなくなった”言説の検証」です。土壇場でばたばたで準備をしたわりには上手くいったほうだと思います…

「地学事典」1970年版

駅ビルの中でやってた古本市で発見。プレートテクトニクス導入以前の基本資料として買おうかとも思いましたが、あまりに本が汚れていたのでやめました。それと1500円は高いよ。科学史的な興味の対象にはなっても、自然科学的な知見を知る材料としては、もう…

アポの場合はどうか?

鉱物種によって自形結晶の大きさ基準が変わってくるのはみなさん、承知のことと思いますが、すでにここで名前が出てるところで魚眼石あたりだとどんなもんなんでしょ。 オレ的には3ミリまでは許す……かなぁ。甘いだろうか。 やっぱ7〜8ミリはほしいところ。

産地の条件

さきほど、がー君と電話で話をしていたのですが、 「最低で1cm以上の結晶が出ないと、黄鉄鉱の場合、産地として認知できないんじゃないか」 という話になりました。よほど大量に出て、しかも形態変化が豊かな、たとえば奈良県針道のような場合は例外でしょう…

大西祥平他・編「トルコ星座の男たち・飯島市朗傑作集 1」

タコシェにて購入。ふくしま政美をさらにアシッドにした感じの劇画、といえば想像しやすいだろうか。大西さんの復刻活動も留まるところを知らないというかなんというか……。 いやね。この「トルコ星座の男たち」は、その大西祥平さんのページで繰り返し繰り返…

標本の整形

今日、以前に入手した自然蒼鉛を含む石のよぶんな部分を整形し、中箱にすとんと落ちるサイズに整形しました。母岩は石英+灰鉄柘榴石を主とするスカルンですが、一部グライゼン的な石英脈です。思ったより素直に割れてくれて、気持ちよく整形できました(ヤ…

飽きたらやめます。

そんなもんです。 「鉱物日記」とあるように、趣味ごとに軸足をおきつつ、淡々と進めることになるでしょう。

人知れずはてな日記をはじめてみる。

といっても、そんなに頻繁に書くことはないと思います。