ほっと一息、「含バナジウム透輝石」

今日は昼近くまで休んだあと、実行委員会メンバーそろって東京国際ミネラルフェア(新宿ショー)へ。あいかわらずの人ごみと蒸し暑さでたいへんな中、マーケットでご協力いただいた方々へご挨拶など。
書籍販売ブースの紀伊国屋さんに「著者です」と言ってこちらもご挨拶。
つい最近刊行された砂川一郎先生のご著書をはじめ、鉱物関連の書籍点数はこのところ飛躍的に増えていますね。
新宿ショーの日曜の人出は昨年よりもいくぶん少ないように思いましたが、石の趣味自体は年を追うごとに広がっている印象をより強く感じました。
あと、そうそう。会場ではid:KIDA君とひさしぶりにばったり会ったり。





自分の買いものはこの一点のみ。
タンザニア、Merelani産の透輝石です。ずいぶん悩んで買いました。お値段は……260ユーロ。
バナジウム着色ということで、独特のミントグリーンとなっています。やはりバナジウム着色であるタンザナイト(鉱物種としては灰簾石ゾイサイト)を目的とした鉱山のものです。
売っていたディーラーの話によれば、2年前に見つかったもので、この産地でもジェム・クオリティのダイオプサイドの産出はたいへん稀なのだということです。もしかすると、そのときだけだったのかもしれない。
昔なら、たとえばぼくが高校生くらいの頃までだったら、たぶん「含バナジウム透輝石」という名前で紹介されていただろうなと思います。
「含〜」といった元素名を冠した鉱物の呼び名は、最近はあまり使わなくなったようですね。


鉱物コレクション入門

鉱物コレクション入門



というわけで、次は21日のマンガ学会シンポジウムの準備です。
パネラーとして出るので、プレゼン用資料を作らないといけません。


■シンポジウム「大学でマンガ!?」 第2部 「研究と実作をつなぐ」
http://www.kyoto-seika.ac.jp/hyogen/manga-gakkai/katudou/taikai/2009taikai/index.html