日記二年、珪灰石と透輝石

goito-mineral2005-09-19

いつのまにか、この「はてな」を始めて二年が経っていました。
早いもんです。
当初は「鉱物日記」のはずだったのが、いつの間にかそこから離れてしまいました。
日々の仕事がらみのことに関心が向かうのは自然なことなので、逆に無理せず続けてきている感じです。
今後ともよろしくお願いいたします。


画像は珪灰石と透輝石。
全体の白い繊維状の鉱物が珪灰石、散在する薄緑色の粒が透輝石です。
透輝石は、肉眼鑑定なのでひょっとすると違う鉱物かもしれませんが、ルーペでみるとへき開が観察できるので、輝石には違いないでしょう。周囲に水を含んだ鉱物がなにもなく、角閃石は少々考えにくいと思います。
石灰珪質片麻岩の合分、富山県上新川郡大山町(現・富山市)亀谷。亜鉛の二次鉱物で知られる亀谷鉱山へ行く途中、林道のカッティングで採集。現在は林道工事が終わり、露頭の観察はできません。
わりとお気に入りなわりに、周囲の評価がとても低い一品です。もっとも、一般的な標本の価値として大したものではないのは承知なんですが……でも配色とか上品でよくないですか。画面の左右約5cm。