昨日の日記で

マウリッツィオ・ビアンキの "Leibstandarte SS MB-Genocidio 20" が聴けるサイト。

という書き方をしたが、ちょっと気になったので「銀星倶楽部 6 ノイズ」(1987)を見てみた。
すると、「英国のカム・オーガニゼーションからは「Leibstandarte SS Mb」名義のLP『意志の勝利』、『Welttanchauung』の二枚のLPがリリースされた。中身の方もバイオニックなエレクトロ・サウンドヒトラーの演説が全面的にオーヴァー・ダビングされるというものであった」と書かれていた。

なので、昨日の表記は少し不正確だったということになる。細かいことだけれど。

あと、昨日のリンク先http://www.geocities.jp/miradol7/index.htmlでは、ルドルフ・ヘスの演説と書かれているが、「銀星倶楽部」の解説ではヒトラーであるようにも読める。それとも "Genocidio 20" なる曲は、カム・オーガニゼーションからリリースされた二枚とは別の、Leibstandarte SS Mb名義のものなのだろうか。

……ナチの将校の声といわれても、聴いただけじゃ誰が誰だか分かりません。


ちなみに、マウリッツィオ・ビアンキがこのような内容の音楽活動をしていた理由について、先の「銀星倶楽部」では、以下のように解説している。文は秋田昌美による。確か後に著書『ノイズ・ウォー』にそのまま再録されていたと思う。

後にMBは自分自身を「今世紀におけるヴィクティム」と位置づける発言を行ったが、「はたもの」(排除)を核とした象徴操作こそ「ナチ/ユダヤ人」、「工業/自然」、「音楽/ノイズ」という形でMBの音楽思考の中を渦巻く運動法則であった。文字どおりMBはこの二項の間で引き裂かれておりこの宙吊りとなった回転軸が彼の音楽を破壊し生成し変質していったといえる。

ふと耳に入ったDQNの会話 その5

もとは2ちゃんねる
やや出来すぎの感があるので、ある程度はツクリだろう。でも、小話として読めば面白い。

id:nenemu:20040613