Krafty 日本語版その後

(昨日の日記からつづき)
仕事をしながら新譜をリピートして聴いていたんだが、やっぱダメだろこの日本語詞
バーニーの日本語がたどたどしくなることは前提だったはず。であれば、それでもなおかつ日本語の音の美しさが感じられる言葉や、意味に幅のある言葉が選ばれるべきだった。とりわけ、語尾(〜目が覚めて とか 〜声がする)に母音が残ってしまうのだから、その分、単語のほうで締められるような選択がされてもよかったのではないか。ローマ字表記を英語圏の人間が読めば、「テェ」「ルゥ」となってしまうことは避けられないだろう。


この歌詞では、日本語として意味不明な部分(なんだよ、「先に暗号で君を成さない」ってのはよ。アジカンだかなんだか知らないが、後藤とかいうヤツは説明しろよ)とも合わせ、ひどく幼稚な感じがしてしまう。最初は笑って聴いていたが、だんだんムカついてきたし、悲しくもなってきた。


もっとも、今回の日本語ヴァージョンについては、かつて "Touched by The Hand of God" のプロモビデオで、ヘビメタバンドのコスプレをして演奏するという、まことにヘビメタをバカにしきった所作に出たのと同じ「ニュー・オーダー流のユーモア感覚」なんだそうだから、いいのかもしれないな。そういえば、このひとたち、サッカーのイングランド・チームの応援歌をやったときも同じようなことをいってたな。


でもアルバム自体はとてもとても良いので、へヴィローテ決定。