昨日は雨だったせいか花粉症はさほどでもなく、では快調かといえばそうでもなく、小刻みに襲ってくる自律神経系症状の合間をかいくぐって原稿を書く。


夕刻「ぱふ」編集長・「哲」さんから電話。
次の号、隔月連載「ヒットまんがのしくみ」のほか、特集記事のほうでもなんか書くかもしれません。
おおきく振りかぶって』話など少々。だから阿部×三橋の関係ってまんまジョニー・マー×モリッシーですよといわれ、じゃあ三橋中学時代の監督はファクトリーのトニー・ウィルソンみたいなもんですかと返す。80年代マンチェスターのロック・シーンを知らないひとには意味不明な茨の同盟会話となる。
こんな感じ。


「いや、ぼくには『おお振り』のまっすぐな前向きさは少々まぶしすぎるんですよ」
「大丈夫です。太陽は背中から照らしてるんです。だからまぶしくないですよ」
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おお、マンチェスター。つぐなうべきことが多すぎる。




……原稿を書く。あともう少し。
夜、宮本大人くんに電話。用件は借りっぱなしだった資料を返しにいく旨。
原稿の進み具合の話になり、「そっからが長いんやで(ニヤリ)」といわれる。


なんだか知らんが子どものころを思い出す。
西原理恵子の『毎日かあさん』を読んだせいか。ウチもそれなりに事情のある家庭だったが、確かに愛されていた。でもオレはそれ以上にひねくれた嫌なガキだったと思う。


では、ここんとこ読んだマンガのなかから。


毎日かあさん2 お入学編

毎日かあさん2 お入学編

レインボウ・ライフ (1) (SCオールマン愛蔵版)

レインボウ・ライフ (1) (SCオールマン愛蔵版)

レインボウ・ライフ (2) (SCオールマン愛蔵版)

レインボウ・ライフ (2) (SCオールマン愛蔵版)



『レインボウ・ライフ』は、集英社の青年誌で連載された、本格的なゲイライフマンガ。不覚にも存在を知らなかった。セクシャル・マイノリティの立場からの作品が、メジャーなマンガ誌という場で連載されたという事実は大きい。それだけの功績のある仕事だろう。
作者自身がバイセクシャルであり、内容としてはメッセージをテンコ盛りにしすぎた感があるが、熱意はじゅうぶんすぎるほど伝わる。構成が未整理に終わっているのが惜しいが、もっと読まれていい作品だと思う。
作者は本宮ひろ志の元アシスタント、帯の推薦文も本宮による。
http://www.satomitsu.com/boshi/


ハガレン」10巻は手元にあるけどまだ読んでません。
夏目房之介さんが、「ハガレン」に登場する女性キャラがみんな専門職っぽいとBSマンガ夜話でいったことについて、最初にそう指摘したのは伊藤だとブログで書いてくれました。ありがたいことです。
http://www.ringolab.com/note/natsume2/archives/003170.html


そして「ハガレン」といえば、ロイ・マスタングと宮台さんはなんかキャラがかぶると思う……とmixiで書いたら一部で妙にウケてしまったり。