Al2SiO5

Barra do Salinas, Minas Gerias, Brazil

藍晶石。左右長約15cm。クリスタル・ワールド五反田店にて3500円で購入。
ブラジル、ミナスジェライス州という以上の産地はわからないとお店の人はいっていたが、これだけ方々で売ってるものだからちょっと調べれば分かりますよといって買う。帰宅後、検索して見つけたのが↑の産地名。鉱物組合せ、石のツラ、価格帯……などから考えてほぼ間違いがないと思う。
鉱物標本に限った話ではないけれど、市場に一時にわっと出て、「ある、ある」と思っているとピタっと止まるのはコレクタブルの常。この藍晶石の場合も、造岩鉱物なので、意外にいつまでも出てくる可能性はあるのだが、良品がおそろしく安価に売られているという状況はそろそろ終わるんじゃないかという気がしたので買ってみた。店頭にいくつか残っていたもののうち、この標本を選んだのは大きさに手頃感があり、全体の様子がいいと思ったから。先に売れていったであろう、全体が藍晶石からなるものよりも、こちらのほうが石英や白雲母など鉱物組合せがよく分かり、バランスもこのくらいが好みだってのもある。それに3500円は安いよ(というと、すぅぐに「いや、もっと安く売ってた」とか「高い」とか条件反射的にいうひとが出てくるんだよこれがw)

あと紅柱石は先日、京都府和束町の良品(これも案外、良品となるとない)を入手していたので、Al2SiO5の同質三像鉱物三種を揃えたくなっていたというのはある。最後のひとつは珪線石だが、これがいちばん難しいのかな? 
しかしこの三種セット、岩石学の教室に一度は身を置いていた者としてはマストって感じがする。



<参考>
紅柱石-藍晶石-珪線石について、すばらしく充実した解説ページ
http://www.phoenix-c.or.jp/~sakony/gemus-and-kyn-slm.htm