日テレが高崎少女殺人事件関連報道で、ボークスに謝罪

"裏"日本工業新聞より)

http://www.volks.co.jp/jp/news/index_news.aspx


本年3月14日に日本テレビ系列で放送した「真相報道バンキシャ!」の番組内で、御社商品を取り上げた件に関し、ご説明申し上げます。

3月11日に群馬県で発生した、女児の殺害事件を当番組で取り上げることとし、その事件の発生時の状況、容疑者の人物像、警察による家宅捜査などについて取材、報道いたしました。

このことに全国の人形ファンの方々から、御社のドールについて「大人、子供、男女問わず多くのファンから高く評価されている芸術的な作品であるのに、この人形を持っていることがあたかも犯罪と直結するという間違った印象を与えてしまう。」というご意見をいただきました。

私たちはそのような意図で放送したわけではなく、多くのドールファンの皆様に不快な思いをさせてしまったことは本意ではありません。しかし、結果として不快な思いをさせてしまったことに対し申し訳ないと考えており、同番組の中で、上記のようなご意見が寄せられた事実をお伝えした上で、遺憾の意も表明する所存です。


これは一定の進歩と受け止めていいのではないだろうか。他方、今後の報道に、やはり偏見に裏付けられたものが出てくるのは避けられない。その際には、そうしたものを闇雲に糾弾するのではなく、なぜ我々は、目の大きい、口の小さい、「かわいい」キャラクター図像に対して、愛好したり嫌悪したりと、極端な反応をするのか? という問いを念頭に置かなければならないだろう。
それは「なぜ我々は、かくも”オタク”を嫌悪するのか?」という問いへとつながる。ただし、それはオタクの「内側」から「外」に向けられた糾弾調のものであっては意味がない。皆に等しく関わるものなのだ。もちろん、当のオタク自身にも鋭く向けられる。