温泉、散歩もの

goito-mineral2006-06-22

武蔵野美術大学から歩いて五分のところに立ち寄り温泉があるんですよ。
「テルメ小川」っていう施設。
http://www.terme-ogawa.com/


ぼくは一限に授業を持ってて、出席のつけあわせなんかをして学校を出るとだいたい11時すぎになるんだけど、帰りについ寄っちゃう。午前中からお風呂ですから、おはらしょうすけさんです。
とくに先月からこっち、体調がすぐれないというか、精神的に疲れていたというか、微妙に弱っていたんで余計に行ってしまうと。
しかもマッサージなんか頼んじゃう。


泉質はいわゆる「黒湯」っていうんですか? 濃い目に出したウーロン茶っていうか、プーアル茶みたいな色のお湯。すこうしヨード臭がするような気もします。いずれ、関東平野南部から房総にかけて分布するものですね。
これって確かプレートのもぐりこみの過程で地下深くに閉じ込められた古海水起源だったと思うんだけど、詳しくは知りません。まあそれはさておき。


「テルメ小川」は快適で、なかなか雰囲気もいいんだけど、惜しむらくはメシがまずい。
厨房のスペースの問題もあるんだろうけど、ごはんがレトルトなの。炊こうよ、ごはんぐらい。
ただひとつ「糧うどん」は旨い。ゆでたいんげんと、大根と、びたびたにゆでた茄子が付け合せについて、お醤油の辛いおつゆで食う。練馬から埼玉にかけての土地の食い物らしく、農家の縁側の風情があります。


それで、昼飯など食い、パティオふうにしつらえてある露天風呂に入って、しばらく横になったりもして。
でもあれですね。全裸で他人のいる場所だと、どうにも落ち着かない。寝てしまうことはできません。
そのあと、東大和か小平の駅まで歩いて帰ったりします。郊外の風景を見つつ、ゆっくり、ゆっくり。
このところ、いろいろ余裕のない時間をすごしているので、せめてこの散歩の時間を大切にしようかと考えたり、いやそれはサボってることへの言い訳だろうと考え直したり。まあ、いろいろです。





昨日、竹熊健太郎さんに「最近、ムサビの帰りに温泉に寄るのがクセになってるんですよ〜」といったら、「そうだよ、温泉とかマッサージははまるんだよ」といわれました。竹熊さんの家の近所にも、似たような温泉施設があるそうで。見事に中年の会話ですね。まあオレも来年で40歳なんだからこれで普通なんだけど。


などとぐだぐだ書いてみるのも、実はこのマンガの影響だったりして。あの名作『孤独のグルメ』コンビふたたび、です。


散歩もの

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