西原理恵子、『毎日かあさん』で武蔵野市と”論争”に

http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/geino/20050831/20050831i106-yol.html


小学校の教諭の言い分と西原理恵子の主張を比べたら圧倒的に西原のほうを取る。現場の教員の苦労や負担にはたいへんなものがあると思うが、しかし、彼らには西原に何か申し入れるのであればそこに一定の「手続き」が踏まれるべきだという考え自体がスッポ抜けていたのではないか。こういう判断を「偏見」といわれたら「そうですよ、ぼくは公立校の教員といえばソイツの世界には狭〜いガッコーしかなくって、世間にはいろんな人がいろんな立場でいるってこと自体、考えたことのない連中だという前提で見ていますよ。それが何か?」と答えるだろう。実際に、教員をやってる友人からは「ホントに”先生”って先生同士にしか付き合いがないんですよ」という話もきいているし。


というのは、少々ワザと露悪的にいってみせている面もあるんだが、上手いこと西原に「手加減」してもらいつつ、他の父母もまあまあとなだめるとか、そういうことが「できる」という発想自体、なかったんじゃないかと思う。公立校って、小役人以上に小役人的な職場だという話だし。担任の先生の気苦労は想像するにあまりあるが、しかし、あまり上手いやり方ではなかったんだろう。上から頭ごなしに「とにかく止めてください。いいから止めてください」という言い方でもしたんじゃないか。それでサイバラがキレた、と。かなりの確率でこういう展開だったような気がする。


とにかく子供本人がかわいそうな展開にならないことを祈ります。
せめてアマゾンへのリンクを貼っておきましょう。未読の方は、ぜひ。とても面白く、ときにホロりとします。学校から「呼び出し」をくらったことを描いた回は2の「お入学編」に収録されています。


毎日かあさん2 お入学編

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毎日かあさん カニ母編

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