風邪と抗生物質

昨夕、医者に行き、若干、風邪が気管支に入ったらしいこと、喉がそれなりに腫れていることから、抗生物質を処方される。
今回は長引いているということもあり、服用することに。
しかし、解説サイトの記述を読むと、この程度の長引き方では、やはり抗生物質の有効性はあまり期待できないようにも思える。


http://www.digiplan.co.jp/live/kaze-kousei.html


今回、処方されたのはセフェム系抗生物質、商品名「セフゾン」カプセルだ。
検索すると子どもに処方されることの多い、比較的穏やかな薬のようだ。


インターネット医科大学感染症内科
●ぶり返す発熱でセフゾンが効きません。

http://health.nifty.com/i-idai/qa.jsp?QANO=6061


ここの解説をみると、感冒症状の大半は、ウイルス性の普通感冒であり、抗生剤の投与は、有害無益です」と明確に言い切っている。しかも、相談者の6歳の娘さんの症状―朝方は平熱になるが何度も発熱を繰り返す―ってぼくの症状とよく似ているじゃないか。
さらにこの回答者、畳みかけるようにこう答えている。
今回の場合、(文面から判断する限り)、発熱しているというだけで、安易に(不用意に)抗生剤が投与されたのではないかと考えられます。原因がわからない以上、治療が適切かどうか、大いに疑問です。


この相談者の場合、長引き方の程度が二週間とひどいため、安直に抗生剤を投与し続け、他の疾患の存在が見逃されている可能性が考えられたのだろう。
それにしても、語調がきついというか。違うケースであるぼくまで「やっぱこれ、飲むのよそうかな……」と思ったほどだ。


専門のひとからすれば、安易な抗生剤の風邪への投与と、患者の側の抗生剤信仰は根強く、それだけ何度でもきつく言わなければならないということなんだろう。


それはそれとして、せっかく飲んだのだから、ぼくはセフゾンの効く細菌感染でありますように(ってのもヘンだけど、単純に「効きますように」とはいえないでしょこの場合)。