本日の石田理論



http://www.ailab7.com/cgi-bin/bbs/aska.cgi
プレートテクトニクスは間違っている」とする石田理論が、地方紙「東濃新報」に取り上げられたそうで、石田先生はとても喜ばれています。


よかったですね。
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……そんくらいしか言葉が出てこないなあ。
嫌味じゃないですよ。嘆息っていうか、もはや珍しい小動物を眺めるような気持ち……やっぱ、嫌味にきこえるなぁ。それではよくない。


「石田理論」は疑似科学ではなくて宗教だったようだ。なぜなら、こんなふうに書かれているから。

本日17日は石田理論が地方紙でデビューっていう感じの日ですね。セミナーには報告しませんでしたが、以前から石田理論に批判的であった、サイトで
http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20040214
石田理論が日の目を見ることはない、とご託宣を下してくれています。でもこれで一歩託宣打破に近づきましたね。釈尊の教えも、広まりだしたら急展開したそうで、それを「初転法輪」というそうです。
2004年12月17日が石田理論の「初転法輪」となることを祈っております。



およそ比喩のつもりで宗教的な用語を用いているのだろうけれど、無意識に持っているものが図らずも顕在化した好例だと思う。


さらにid:hesoんちに「信者」が出現している。ウチははてなIDを持っていないと書き込めない設定にしているので、あっちに出たらしい。


http://d.hatena.ne.jp/heso/20040213#p2


こちらが提示した疑問のうち、石田先生からのお答えをいただいていないのも多いのだが、まあ、いいでしょう。「信者」がコメント欄で悪態をつくくらい、とても可愛いものだし。



ところで、かつて古生物学の世界には、「ミニ人間」という、古生代石灰岩のなかに数ミリ程度の「ミニ動物」や「ミニ人間」がいての化石があって……という論文を発表しているひとがいた。当然、そんなものは論文を書いている本人にしか見えない。ようは、石灰岩中の模様が「人間」や「動物」の姿にみえるというものだ。


そのひとは古生物学者や化石関係者に自分の「論文」や持論の啓蒙書を送りつけ、そちらの世界ではかなり有名な存在だった。
古生物関係のひとから聞いた話だが、そうした活動が盛んに行われていたころ、ある古生物学の大家は、「ミニ人間」の論文発表がことのほか好きで、いつも学会のときには最前列に陣取り、質問を浴びせるのを楽しみしていたという。


ぼくはこの話の、地質屋のファンキーさが感じられるところが大好きなのだが、それを少し思い出しました。