goito-mineral2004-07-23

高河ゆんをめぐる私の否認は深い。


つい十日ほど前の日記 id:goito-mineral:20040712 で、あらためて高河ゆんを購入、はじめて読んでどうのこうのと書いていたが、昨日、マンガ本を詰めたコンテナの中から『源氏』1巻〜8巻を発見。あーやっぱ買ってたのか、これいつ買ったヤツだ? とちょっと愕然としたわけだが、さらに今朝、引っ越してきたときから積みっぱなしの段ボールの中から『アーシアン』の揃いを発見。しかもこんな状態。己の愚かさ(?)を戒めるためにも画像を晒しておきます。

このダメさ加減は、先々週、打ち合わせにウチに来た担当編集のウエクサ君と「やっぱり高河ゆんには言及せざるを得ないよねえ」と話していて、じゃあ買いに行きましょうとなり、深夜男二人で三多摩古書店を回って『源氏』『アーシアン』をようやく揃えたという経緯が示している。高河ゆんなんて(なんて、といっちゃ失礼だが。ファンのひと、怒らないで)ブックオフにはいくらでもあるでしょ、と思っていたのだがこれが案外なく、結局、ウエクサ君の車で五軒も回るということになったのだ。
ぼくの自宅は都心から郊外に移行する端境に位置しているので、けっして地域的な条件は悪くない。端的にいってマンガを大量に置いている古書店はむしろ充実している。そして、それらの場所をウエクサ君は実によく把握していた。「じゃあ、次は東小金井のブックオフに行ってみましょう」とか。頼もしいかぎり。

にもかかわらず、意外なことに高河ゆんはなかなか発見できなかった。
『源氏』『アーシアン』という初期作品だからではなく、本当に高河ゆん自体が棚になかったのだ。これは偶然だったのだろうか? 『Loveless』も現在進行形だし、まさかもう、過去の作家ということはないと思うのだけれど。


ところで仲俣 id:solar さん、『アーシアン』完結編が出るって昨日チラっといってたけど、それホントなんですか?