台風が接近しているせいで、変な風が吹いている。
今日は一日で四人も往来で立ち小便をしている男性を見たという、妙な日だった。天候とも相まって、何かイヤな事件が起きる前触れのような気までしてくる。いずれもとても堂々と、素晴らしくじょぼじょぼした立ち小便だったので。



昨日は川崎市市民ミュージアムまで、マンガ学会大会に行ってきた。公開の討論会は、夏目房之介さんがブログで書いているとおり、退屈なものだった。学会運営の苦労は想像して余りあるが、気を遣わなければならない相手が多すぎるようにも思う。一度、「四十歳以上のひとは発表できません」とかの年齢制限をつけた討論でも発表でもやってみたら、案外、若手のいい仕事を前に出せるのかもしれない。若い、これからの学会であるのだから、思い切った企画を期待するのだけれど、やはり難しいのだろう。
むしろ懇親会の席で、呉智英さんとか、米沢嘉博さん、ジャクリーヌ・ベルントさんといった、普段はなかなか会えないひとと久しぶりに話ができたのが収穫だった。今日の大会二日目は、いくつか聴いておきたい発表もあったのだが、急な仕事で行けなくなったのが残念。二日目はそうでもなかったのかもしれないが、大学院生を含め、大学関係の学会参加者が以前の大会よりも減っているような気がする。立ち上げの頃はまだ物珍しさも手伝って話題になっていたけれど、このままジリ貧になっていくことが心配だ。