名古屋への愛憎ふたたび

名古屋の「ご当地ソング」をオレなりに列挙。

細野晴臣F.O.E「ダンス・ホール」
80年代後半、栄にあったニューウェーヴ・ディスコ「ダンス・ホール」のテーマ。ダンスホールはねえ、天井とか低くて、いまのクラブのはしりみたいな所だった。当時のディスコが後のジュリアナ東京になだれ込んで行くような絢爛ナンパ路線(マハラジャに代表されるような)だったのに対し、ここはサイバーパンクな内装で、ストイックに踊る音楽好きの集う場所だった。毎週水曜日はUKナイトで、U2やらニューオーダーやらがかかったもの。細野晴臣は、このディスコのプロデュースにもかかわっていた。私はUKナイトには毎週通ってました。
■HIT PARADE "So Said Kayo"
英国製清涼ネオアコ。名古屋在住の女子「カヨ」からのファンレターをもとに作られたという怪曲。Shopping in TOKYU-HANDS とかいった歌詞+少女趣味まるだしの日本語の語りが入る。日本人が聴くと笑かそうとしているとしか思えない。だって、サビが「かよーかよーかよーかよー♪」っていう連呼なんだよ。名古屋の風物というか情景は出てこない。逆に「リンゴの木」がどうこうとかいう描写はあり、「地方都市」の漠然としたイメージで作られてるくさい。
スティーヴ・ライヒ「ナゴヤマリンバ
未聴ですが、しらかわホールのこけら落としのため、現代音楽の大家・ライヒに発注したんだそう。二つのマリンバの奏でる演奏のズレがうねりとなり、それがメロディになっているという難曲なんだそうです。「ナゴヤ・ギター」というのもある。

あ……また「トカトントン」の音が…。でも仕事する。