『マンガのグローバリゼーション』が入試問題に。

大学に出勤したら、神戸国際大学というところから封書が届いていました。
何だろ? と思ったら、去年「思想地図」に書いた『マンガのグローバリゼーション』を国語の入試問題に引用したので、許諾を求める旨の書類が入っています。経済学部の入試問題です。
ことの性格上、事後承諾になるのは当然なのですが、お断りする理由もないので、もちろん快諾。
使用料は規定で2100円です。あ、お金もらえるんだと思いました。
はじめてのことではあるし、ちょっと嬉しくもあります。


同封されていた問題用紙を見ると、これが難しい。
解答が入ってないので、正解がわからない。
マークシートで答える形式なので、選択肢が用意されているんですが、筆者の見解はどれでしょうとか、書いた本人でも迷うよ! 1〜4でないのは分かる(つか、そんな解釈をされたら怒るw)んで、まあ5なんだろうな、とかそんな感じです。
よく問題文の著者でも正解できないという話は聞きますが、入試問題というのはこういうものなんだな、と思いました。
逆に「問題」を作る側に立ってみると、よく考えて作られているようにも思えます。


ぼくが筆者本人なので、必要以上に考え込んでしまうのかもしれませんし、受験テクニックで乗り切れるものなのかもしれません。