『崖の上のポニョ』が気になって仕方がない

んー。もっぺん見に行くかも。
たしかにファッキン・ナイトメアな感触もあるものなのですが、そのぶん余計に妙な中毒性があるといいますか。
乙木一史さんが述べられている感想 id:otokinoki:20080727:1217148806 と、ここまで接点がないというのもどういうこと? という関心もあったりします。乙木さんがひっかかった点は、通常のエンターテインメント映画(プロットの展開と明瞭な構造で見せるもの、というほどの意味)として観るのであれば、確かにひっかかるかもしれないな……と理屈ではわかるんですが、しかし、ぼくは「オタク」とか「女性賛美」とか「成長」とか、そんなのこの映画には関係ないでしょと思ってしまうのですね。「幼児的」というそしりもあるでしょうが、そもそも主人公「幼児」だし、小さい頃にみた夢で後々までずーーっと憶えてる夢みたいな話ですが何か? といいますか。


一方、これまた突飛かもしれないけれど、ゴダールの『訣別』とかも思い出したりしてるんですが、なぜそう思ったかも自分でよく分からず。ある種のユーモアに通じるところがあるのか、単にたまたま最近TSUTAYAで借りてきて観たからってだけで、まるきり明後日の方向の感想なのか。なんかこう、モヤモヤするのです。
ひとつ言っておかないといけないのは、ぼくは結構面白く観たし、わりと好きな映画かもしれないなということです。などとあらためて言うほどには、モヤモヤするものが残っています。