忙中閑あり、ジャンプスクエア、年末座談会など

今朝は東京ミネラルショー出展の準備で出かけなければならなかったのが都合で急遽中止になり、自宅にいます。
予定が変わり、ぽかっと半日開いた加減。幸い、体調もいいほうなので部屋の片付けなどをするか……と思いつつ、脚の少陽胆経に灸を据えています。起きたときにこれをするかどうかで、その日一日の調子が違います。
お灸をしながら、ジャンプスクエア創刊号などぱらぱら見たり。この方向のマンガの評価は難しいですね(自分のなかの評価軸がまだ定まっていないの意)。ただ、ガンガン系の雑誌に集英社が正面からぶつけてきた感はあります。腐女子未満の、キャラ絵というか描線の快楽に反応する、マンガを描くのが好きな女子には直球で受けるでしょう。実のところ、ぼくがいま計170人くらい見ているマンガ実作系学生のボリュームゾーンはこのあたりにあります。だから職業上の要請からも見ておかないといけない。


昨日は「週刊現代」の年間マンガベスト企画の座談会に出て、そのあと「ゲームラボ」で斎藤環さんと対談というスケジュールでした。こちらも2007年を振り返ってのマンガ企画ですね。
週刊現代」のほうは、中条省平さん、南信長さん、藤本由香里さん、ぼくというメンバー。みなさんキャリアのある方なので、いささか緊張しました。以前からよく知っていたのは藤本さんだけ、南信長さんは先日みなもと太郎先生のパーティで名刺交換をしたのがはじめて、中条省平さんとは初対面です。一般向けの週刊誌ということもあり、とてもタイトに、コンパクトにまとまったものになったと思います。


護国寺講談社から秋葉原の中華料理店に移動し、斎藤さんと対面。先月のダビッド・ベー講演会でお会いしたばかりなんですが、今年は漫画史研究会十周年パーティやSF大会や同人誌と表現を考えるシンポジウムやらと、お会いする機会が多く、なんかしょっちゅう顔を合わせているような気になってました。
秋葉原に移動する間は、こっちはお座敷がゲーラボだし、相手が斎藤さんだしで、リミッターを外して楽しくやれるかなと思っていたんですが、案外お行儀のいいものになりました。中味はもちろん充実してたと思うんですが、昨年の「どっちが荻上を愛してるか競争」のような、頭のおかしい展開にならなかったのが少々物足りなかったというか、不完全燃焼というか。まー一言でいえば萌えが足りなかったと。われわれは『ナチュン』の泥女にも、『鈴木先生』の小川蘇美ちゃんにも萌えませんからね。あ。斎藤さんは『よつばと!』のしまうーにはちょこっと萌えてたのかな?


そして帰宅後、難航していた『鈴木先生』四巻解説の仕上げにとりかかり、午前三時までかかってえいやあと送信。いざ語ろうとするとたいへん難しい作品です。本人的にはまだイマイチ満足してないんですが、文章をいじりすぎて判断が怪しくなってきたので、あとは担当さんの意見を聞こうと思いました。


仕事の様子とかこまごま日記に書くのって、ぼくにしてはわりと珍しいことですね。
あと今日は冬の布団を出したり、新しいファンヒーターを買ったりしないといけない。12年使っていたガスファンヒーターがとうとう壊れてしまったので。