差し押さえられた化石がインターネット公売に。

化石の話題ですが。


読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070513it02.htm?from=rss

差し押さえた魚の化石公売に…大阪国税


 大阪国税局が、税金の滞納者から差し押さえた「化石」を全国の国税当局で初めて公売にかける。




 魚の姿が残る石片3セットで、出土した地層の年代などは不明だが、専門の販売業者らに「商品になる」とのお墨付きを得たため、骨董(こっとう)品として販売する。最低売却価格は計2万3000円で、同国税局は「応札があるか予想できないが、少しでも滞納税額を減らしたい」としている。


 ネット検索大手ヤフーのオークションサイトで、6月に競り方式の入札が行われる「インターネット公売」に出す。魚の化石は古物商から同国税局が差し押さえたという。ネット公売は今月17日〜30日に参加を申し込み、入札は6月5日午後1時〜同7日午後1時。公売対象物品の写真など、詳細は国税庁ホームページ(http://www.nta.go.jp/)の公売情報。
(2007年5月13日10時24分 読売新聞)



化石標本の公売がはじめてというのは意外。すでにあるもんだと思っていた。
文中の「専門業者」てのはどこなんだろう。大阪だからドリームストーンか、日本地科学社か。あるいは大江理工社か。
「地層の年代は不明」とあるが、産地ははっきりしてるんだろうか。
もし産地ラベルがない状態のものでも「商品になる」というのであれば、「見る人が見れば産地は分かるが、絶対そうだという保証はできない」という判断がされたということなんだろうか。


あと化石の場合「産出」であって「出土」ではないと思うな。
とかく文系の人は考古学と古生物学の区別がついてなくていかん。