椹木野衣『美術になにが起こったか 1992-2006』

しばらく前に出ていたんですが、お知らせする機会を逃していました。


美術になにが起こったか―1992‐2006

美術になにが起こったか―1992‐2006



椹木さんと伊藤の対談スーパーフラット以後のマンガと美術」が収録されています。昨年一月号の「美術手帖」に載ったものの再録ですが、雑誌掲載時のものに大幅に加筆しています。書き足したのは補足的な説明が主なんですが、こちらのほうがぐっと話がクリアになっています。
本全体は、まさにタイトルとおり、美術評論家である椹木さんのここ15年の軌跡をたどる集大成的なものです。他には村上隆飴屋法水、榎忠といった方々と椹木さんとの対話が収録されています。