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このところのヘヴィローテはなぜかこれ。
- アーティスト: Psychic TV
- 出版社/メーカー: Some Bizarre
- 発売日: 1992/09/28
- メディア: CD
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エレクトロ・ノイズをやっていた、インダストリアル・バンドの元祖であるスロビン・グリスルが解散した後、中心人物のジェネシス・P・オリッジがはじめたバンド、サイキックTVのたしかアルバム二枚目。
メンドウくさいので調べずに書きますが、たぶん1984年リリース。
ノイズでもテクノでもなく、サイケデリックでリチュアルなテイストを濃厚に漂わせつつ、けっこうリリカルに唄モノを展開している一枚。ジェネPの独特の声がしっかり聴けます。
ズッカレリのホロフォニック・システムをふんだんに用いてるんですが、システムの録音装置を棺桶に入れ、上から土をかけたり、軍用犬をけしかけたりとやりたい放題だった模様。
ホロフォニック・システムというのは、人間が耳で聴いている音像をそのまま記録する装置で、音がどちらから聞こえてくるかといった臨場感、空気をも記録できるといわれている代物。このアルバムでも、頭の周りでガサゴソと何かをいじられているような、こそばゆい音響などが聴けます。
どうも、頭蓋骨の反響や共鳴も含めて録音するらしいのですが、肝心のところは公開されていないという話です。古いソースでしか知らないので、現在はどうなのかわかりませんが*1。
*1:ホロフォニックについては、詳細なサイトがありました。しかもサイキックTVのファンサイト。http://www.23net.tv/xfsection+article.articleid+69.htm ここは面白そうなので、時間があるときにでもじっくり読ませてもらおうと思ってます。