米澤嘉博さんの葬儀に参列してきました 8日

昨日のひどい雨とはうって変わって快晴の今日、葬儀に参列してきました。
お焼香だけしてすぐに失礼しようかと思っていったのですが、出棺まで見送らせていただきました。
千人を超える方が参列していたと思います。呉智英さん、筑波大学の笹本純さんほかマンガ学会の方々とお会いし、7月の学会のとき、すでにご自分がガンだと知っていたという話をお聞きしました。
また、出棺の際、喪主でもある奥様の英子さんのご挨拶でも、詳しい病状の経過などをお聞きし、最後までできるだけ普段どおりの生活をしようとされたのだろうかと思いました。


ぼくなどは、米澤さんとは個人的な交際といえるほどの交際もなく、学会などで言葉を交わす程度の間柄だったのですが、それでも大きな方だったのだとしみじみ感じています。「米澤さんにきけばいいや」と思っていたことのなんと多いことか。さかのぼれば、中学のころ雑誌「月刊OUT」で連載されていたマンガ評論が、人生で最初に意識して読んだマンガ評論だったかもしれません。その意味でも、大きな方だったと思います。


宮本大人id:hrhtm1970も書いていますが、継承すべきは継承し、乗り越えるべきは乗り越え、自分なりの仕事を全うすることが、いちばんの御礼になると思っています。