オザケンの童話

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寓話寓話した寓話なんだが、「金銭的には貧しいが心の豊かな暮し」と資本主義の対比ってのは図式としてどうなんだろうと思った。というか、どうしてもピンと来ない。やっぱりかつてフリッパーズをやってたひとですよ? とかいいたくなっちゃうってのもあるんだけど、しかし、それよりも資本主義による抑圧の開放ってのも一方ではあるわけで、その恩恵を追求した結果、自分で自分の首を絞めるようなことになってる逆説を見ないことにはアクチュアルな表現にはならないと思った。どうなんだろう?


それはさておき、全体の筆致に、かつて花森安治が「暮しの手帖」でたまに書いてた寓話(「核の傘」を皮肉ったやつとかね)を思い出しました。
両親ともに学者で、「良いおうちの子」だった小沢が「てちょらー」だった確率は相当に高いだろうな。