堀田あけみ

オタと堀田あけみ(『1980アイコ十六歳』)の関係について考えるところアリなんだが、ただあまり掘り下げる気がしない。

そのココロは、地方の優等生女子に特有の淀んだ感じなんだが、という言い方をしたところで、たぶん言いたいことはあまり伝わらないとは思う。
裕木奈江なんかも微妙に近い問題系に属するんだが、ここでこの固有名を出したところで余計に分かりにくくなるだけだろう。それだけでなく、こういういい加減な言い方では、ぼくの意図するところとはまったく別の誤解によって批判されかねない。
女子自身の自意識の問題と、女子に注がれる男子の視線の問題を峻別しないといけないし、まずそのへんから慎重に解きほぐさないといけない。


id:otokinokiさんあたりやってくんないかなー。
と、このエントリーをみて思いました。
id:otokinoki:20050720:p1


富田靖子のデビュー作が、『アイコ16歳』映画版である。監督は今関あきよし。原作にあった「黄色いオーバーオール」をそのまま着せていたのには驚いた。気の狂った格好だと思った。いくら当時のファッションがファンシー方面に傾いていたとはいえ、本質的に服飾に無頓着であろう堀田あけみの「空想」がそのまんま画面に出てしまったのではないかと思った。実際のところ、そのへんどうなのだろう。あの服は現実離れしていたのか、そうでもないのか。


それにしても堀田あけみ名古屋大学の恥、いや星なわけだが、いま何してんのか。「はまぞう」で見ると、結構コンスタントに本を出してるみたいだけど。
タイトルだけみると、「田口ランディの田舎者ヴァージョン」という感じがしてならないのだが、まー読みもしないであれこれ言うのもよくないので、このへんで止しにしておきます。