本日のマンガ

家族のそれから (アフタヌーンKC)

家族のそれから (アフタヌーンKC)



心理療法家のひとからなぜか頂く。この方からは山田花子『神の悪フザケ』『自殺直前日記』などももらっているのだが。
デビュー作、デビュー第一作ということで、描線はつたなく、構成もまとまっているとはいえないが、ひとの内心を正面から、まっすぐ描く作風は『おおきく振りかぶって』まで一貫している。
ひぐちアサについては、もう少し考えないと責任を持ったことがいえない。小田扉といい、「宿題」はたまる一方だ。もとより「作家論」は手間がかかる。ひと一人の営みを相手にするのだから当たり前だが。