愛知万博サポート・ソング

http://www.heartlandstudio.co.jp/kagayake/index.html


名古屋在住のインディーズバンド達が、「愛・地球博」のサポートソングをやってるんだって。
タイトルは『輝け未来〜この大地に僕らは唄う〜』


名古屋の弾き語り番長・大島圭太を中心に、東海三県のインディーズ・アーティスト40組57名が参加したワンコインCD 『輝け未来〜この大地に僕らは唄う〜』。 未来への愛と祈りを優しいメロディにのせて唄う本作品は、2005.3.25より開催される「愛・地球博」のサポートソングとして制作されました。



10年ちょっと前、ぼくは当時、名古屋のクアトロ担当だった友人に、地元バンドの出るイベントのキャッチコピーとかの相談をされ、「名古屋は日本のシェフィールド」とかいっちゃえばいいんじゃないの? とか適当なことを吹いた。
まあ工業都市だし、およそクソったれたところだしいいんじゃないの? というノリだったのだ。
でも、さすがにロックの世界では象徴的な街のひとつである「マンチェスター」というのはずうずうしいってんで、適当に他の地方都市にしといたわけだ。およそヨタ話ではある。


しかし、現実はこれだ。
「名古屋の弾き語り番長」って一体ナニ? あんた誰?


ドナルド・フェイゲンの『IGY』ほどの皮肉でもあればいいし、かつてニュー・オーダーイングランドのサッカーチームの応援歌をやったとき、いつもの無慈悲なダンス・チューンに仕立て上げたような、一方でポップミュージックとしての快楽はきちんと押さえつつ、内側から意味を吹き飛ばすような仕事がされるってのなら、それはそれで快挙なのだが。


でも、そういうのは期待できないだろうな。
こんなコンセプトだし。
「40組57名が参加」とあるが、たくさん曲の入っているコンピじゃないので、どれか一曲くらいは面白いのが……ということもない。
コンピだったら、一曲くらいガリガリのノイズとか、ただカサコソいってるだけのグリッチものくらいはあったかもしれないが。


発想が田舎であることに罪はない。問題は、表現に多面性を見せるだけの幅やふくらみがあるかということだと思う。