本宮ひろ志『国が燃える』連載休載

http://www.asahi.com/national/update/1013/026.html

休載、ということだけれど、どういう形であれ、連載を再開してほしい。
このまま作品を尻切れトンボで終わらせることだけはしてほしくない。思想の内容はともあれ、抗議→連載終了、という流れでは、あまりにも情けないではないか。それでは、作家も、編集者も「面倒くさくなったからやめました」ということになってしまう。そういう前例を作ることになってしまう。

もともと現場に「ことなかれ主義」が横行しがちな業界である。大手出版社の編集者は、小学館を例にとれば、ボーナスの年平均額が200万円を超えるような高給を取ってるんだから(今回の件は集英社だけれど、額が報道されているのは小学館なので)、本当にしっかりしてほしい。多くのマンガ家は、実質的にそれ以下の年収でがんばってるんだから。もちろん、本宮ひろ志サイドで放り出していないことを切に願うが、案外、そうなのかもしれない。ここは踏ん張ってほしいところだ。