♪そんなありふれたスタイル(そろそろ飽きてきた)

昨日は原稿のために資料にあたりつつ、情報提供してくださる方にヒアリング。
80年代後半から90年代前半までくらいのマンガ作品とか雑誌っていざ必要となると意外に入手しにくい。古本屋やヤフオクを探しても案外、出ていないことが多く、結局、持っているひとはいないかと知人に尋ねまわるのがいちばん早かったりする。しかもそれが、持っているけど実家に置いているとかだったりするのがまた口惜しい。
で、今回は首尾よく見つかったのだが、記憶していたのとは大筋ではあっていたものの、画面の様子がかなり違っていた。こういう記憶の変形があるから怖い。

  • メモ。80年代以前に「マンガ内マンガ」が登場するマンガって何があったっけ。まずは『ドラえもん』の、フニャコフニャ夫諸作品(「ライオン仮面」とか)が思い当たるのだけれど。『ドラえもん』には、マンガ表現の制度自体を操作する/に言及するような小ネタがいくつかあったような気がする。
  • 東京五輪も知らず洞穴生活43年…57歳男の半生

深いシワを刻んだ57歳の男性は、元号が平成であることも、40年前に東京でオリンピックが開かれたことも知らなかった。北関東の山野でヘビやカエルを捕りながら、人目につかない洞穴や河原で暮らして43年。無人島での自給自足生活を描いた小説「ロビンソン・クルーソー」を思わせる半生は、窃盗未遂の逮捕で終わった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040124-00000315-yom-soci
昨日、読売の社会面で読んだこの記事。この男性は14歳で家を出て、そのまま山に入ったのだという。驚くべき話だが、彼の人生には「ひきこもり」と相通ずるものがあると思う。控えめにいっても、社会的な関係性を自ら切断したという共通項を見出すことは可能だろう。
逮捕時の記事。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031121-00000148-kyodo-soci