心優しきみなさんへ

先のコミケ後の反応についてid:hesoの見解。「総会屋まがいの与太者」「ゴロツキ」と、厳しい言葉が並ぶけれど、「嫁いびり」ってのはなかなか当を得た比喩だと思う。
http://d.hatena.ne.jp/heso/20040104
これが「外部の視線」ということだろう。「嫁いびりの婆ァか」といわれた当人は厳粛に受け止めたほうがいい。


ついでながらぼくのコミケの感想を付け足しておくと、準備会のひとの対応がとてもよくなった印象がある。よくなった、というよりも「普通になった」という感じだ。サークルの設営のときに登録作業に係のひとが来るのだけれど、その応対が、敬語とか物腰とかが<普通に>身についてる感じがした。それも、素直に「おつかれさまです」といえる風なのがいい。オタクにありがちな慇懃無礼さとか、何か身につかない、乖離した感じというのが、常々コミケにはあったのだが、それがなくなった感じ。たまたまぼくが接したひとがそうだった、というだけのことかもしれないが、いずれにせよ、喜ばしいことにはかわりがない。
あと、ぼくは「外部」のひとをコミケに連れていったことが何度かあるのだが(外国人含む)、その多くがid:hesoのように「なんでみんな、バンバンひとにぶつかってくるんだ?」という。一方のぼくはあまりひととぶつかった記憶がないので、不思議に思っている。これまでこの疑問や不満をぼくにぶつけていたひとは皆、女性だったので、女の子と見るとワザとぶつかるダメオタ男子がいるのかな、と思っていたが、そうではないようだ。あれ、なんなんでしょうね? オタってのはそこまで身体化される徴候なのかしら?
ある「おたく」を自認する男性(彼にとってのオタはひらがなの「おたく」だそうですので、それを尊重します)が、「おたくには敵/味方識別センサーがついているから、おたくにとっての敵はすぐわかる」とぼくに語ったことがあった。その理屈でいうと、あの人混みでもひととぶつからないぼくは味方ってことになるのか? 彼自身によればぼくは敵も敵、敵のなかの敵らしいのだけれど*1

*1:反面、ぼくは彼のことが大好きです。斑目くんが愛しいのと同じ理由ですね。この日記も見てくれてるかな……。