新刊『マンガは変わる "マンガ語り"から"マンガ論"へ』が出ます。

明日には書店に並ぶと思います。「ユリイカ」を出している青土社からです。
過去10年間に雑誌などに発表した原稿をまとめたものです。
「コミック・ゴン!」や「デラべっぴん」のエヴァンゲリオン特集号など、90年代後半の原稿から、今年の「ユリイカ」や文化庁メディアプラザに発表の原稿までを収録しています。
また長めの序文として「「語り」から「論」へ 『テヅカ・イズ・デッド』ができるまで」を書き下ろしました。自分の10年を振り返ると同時に、90年代以降のマンガ言説状況を整理し、70年代からの流れに接続したうえでの考察を行ったものです。


まさか雑誌発表の原稿をまとめた本を出そうなんてお話をいただけるとは思っていなかったので、過去の原稿を集めるのが大変でした。以前使っていたマックのなかとか、さらに以前の文豪mini5で書いていた原稿データなど、完全に消滅していましたし、雑誌も全部とっていたわけではありませんでしたから。
しかしこう並べてみると、俺はホントにポレミカルな仕事ばっかりしてきたんだなとあらためて思います。
アマゾンにはもう入っていますね。
まだ表紙の画像が入っていませんが、イラストはテヅカイズに引き続いてコスパの和田洋介さん、装丁はあの戸田ツトムさんにお願いしています。


マンガは変わる―“マンガ語り”から“マンガ論”へ

マンガは変わる―“マンガ語り”から“マンガ論”へ



2310円(税込み)と、少々お高くて恐縮ですが、よろしくお願いします。