なんかお灸の話が続きますが

朝食にバゲットと山ぶどうゼリー。


脚の「少陽胆経」にゆっくり灸をすえる。
といっても、経絡の図とかを見てするのではなく、自分で指で触っていくと、なにか違和感のあるポイントがあり、そこを押して痛ければ、その場所にすえるというのを繰り返す。結果として、おおむね「少陽胆経」に沿うことになる。
だいたい両脚で12〜14個くらいをすえる勘定になる。一度にすえるのではなく、足首のほうから順番に上に上げていく感じだ。


鍼灸院に通っているうちに、見よう見まねでこういうやり方に落ち着いたんだが、これが効果がある。
もちろん、ひとによって身体の状態が違うので、誰にでも適用できるものではないだろう。もとより、鍼灸院で「こんなにはっきり少陽胆経が張るひとは珍しい」といわれてからやってみようという気になったことだ。
でも、ぼくの場合、脚にしかお灸をすえていないのに、いつも起床時(朝とは限りません)に悩まされる首、肩のひどいコリがほぼ消えてしまうのだ。首をひねるとぐきぐき音がしたり(他人には聴こえないが)、顎をひいたりするとひどく痛むといった症状が相当軽くなる。また、過眠症の症状である強い眠気や片頭痛も、ごく短時間とはいえ軽快する。
逆に起床時にお灸を据えない日は、一日じゅう首肩のコリが続いたりする。


先日、通っている漢方内科に行ったら「脚の血行をよくするわけですから、そうなりますね」といわれた。またこのお灸の効果を受けて、より「少陽胆経」を攻める方向に処方が変わった。


一縷の望みではあるけれど、これで長年苦しめられてきた片頭痛や過眠症が少しでも軽快してくれれば、と思う。漢方をはじめて二ヶ月半、頭痛は多少軽くなったかも? という程度だが、肌がしっとりしてきたのと、ぽっこり出ていた下腹が心なしかすっきりしてきたのは、効果のあらわれなのか? 漢方的には「水毒」という診断なのだが、ウェブで検索してみると「水毒」のひとの特徴に「体形のわりに下腹が出ている」というのがあったので。願わくばダイエットにも効果のあらんことを。


以上、意識的に「中年の自覚」を持とうという日記でありました。