桑沢デザイン研究所・キャラクターメディア研究ゼミ冬コミ同人誌進行状況

どうにかぼくの担当であるマンガ部門の原稿もあがり、現在、それをスキャンしてネーム(フキダシのなかの活字ですね)をPhotoshopで貼りこむ作業などが進行中です。森川嘉一郎さん渾身の指導によるアドベンチャーゲームも完成、あとは竹熊健太郎さんを交えた講師三人の座談会テキスト部分などのレイアウトが残っています。まー今週末には耳をそろえて入稿しないと落ちるんですけどね。


座談会など、発言主体のはっきりした原稿に関しては、まとめの後かならず本人のチェックと直しが必要なものなのですが、ご存知のとおり先月末に竹熊さんが脳梗塞で入院され、なにこの『プロジェクトX』みたいな展開!? となっているわけです。入院中の竹熊さんとは直接メールなどの連絡はできないので、そりゃあ心配ですよという状況が続いていたんですが、それが昨日、血管からカテーテルを入れる大きな検査の直前にしていただいたであろうテキスト直しが届き、ほっとしています。竹熊さん、たいへんなときにありがとうございました。
竹熊さんとのやりとりは、桑沢OBのイシダ君という方を介しているんですが、昨日、彼が病室に行ったところ、本人はすでに検査でおらず、病室も変更になっていたんだそうです。それがふと見るとUSBメモリがころんと置いてあり、「これを持っていけ」という意味だなと思って持って帰ってきたとのこと。もちろん、中にはちゃんと丁寧に直しを入れた原稿テキストが入っていたのですが、竹熊さんとイシダ君の阿吽の呼吸というか、なんだか無駄にカッコいい展開だなーさすが竹熊さんだよなーとか、他人事のように思いました。


さてゲームのほうはフルでプレイすると5時間超というボリュームがあり、ぼくは未プレイなのですが、学生作品というレヴェルは間違いなく超えてるんじゃないかと予測しています。一方のマンガは三人の学生さんに描いてもらっていますが、三人ともほぼ初めてオリジナルのマンガを描いた(一人は同人誌のゲスト原稿経験程度はあり)とは思えない出来になっています。
ある意味、無理に無茶を重ねてきたゼミではありますが、どうにか今週中には完成にこぎつけそうな按配です。コミケ三日目12月31日、西地区“あ”ブロック 01aです。森川嘉一郎さんの個人サークルと合体ということもあってか、なんといきなり初年度から「壁」であります。
よろしくお願い申しあげます。