モリッシーの新譜、テヅカイズ英訳

一昨日、学校の帰りにHMVで試聴、数秒間迷った後、購入。
今日になってようやく自宅で再生。


リングリーダー・オブ・ザ・トーメンターズ

リングリーダー・オブ・ザ・トーメンターズ



「痛めつける人たちの首領」というタイトルは、これぞモリッシーというものですが、プロデューサーにトニー・ヴィスコンティを迎えた華やかなサウンドに、あまりに分かりやすい歌詞。もちろん、基本はいつものモリッシーなんですが、四十代も後半になって唄うスティーヴンに、いろいろ考えさせられました。
主にこの先、自分が歳をとっていくことに関して。
世界を受け入れつつ、しかし、世界との齟齬を忘れずにいられるかということとか、成熟することと日和ることの違いをどう見すえるかとか。




それはそれとして、そのモリッシーの詞から着想をもらっている『テヅカ・イズ・デッド』ですが、英語による抄訳が海外の媒体に載るようです。詳しくは確定してからまたお知らせします。
もとより、外国語に翻訳されることを前提に書いていた本なので、英語圏の研究者の目に触れる機会ができることは、本当に嬉しいかぎりです。