買っちゃったよ〜相変わらず80年代テクノポップ回顧編〜



改造への躍動(紙ジャケット仕様)

改造への躍動(紙ジャケット仕様)



82年リリースのゲルニカ1st.の復刻。
戸川純上野耕路太田螢一による、チープなシンセとリズムボックスを駆使して作られた擬古テクノ歌謡の傑作であります。大正時代〜終戦直後という時代を模した歌謡曲なんだが、これとテクノ〜ニュ〜ウェーヴを結ぶ糸として、未来派とダダがあるわけですね。しかもこの場合のダダとは、日本のそれ、まさにマヴォとか村山知義であります。
高校一年のころ、もーそれはそれは狂ったように聴きまくりの明け暮れであった一枚ですね。あれからすでに24年か……前島賢くんなんて生まれてないじゃん! 
CDによる復刻はたしか二回目だった筈。
いま聴くと戸川純のはつらつとした若々しい唄いっぷりにちょっと切ないものを感じたり。




あとこれ。


Lupa

Lupa



ドイツのへんてこテクノポップの旗手、パレ・シャウンブルグの2nd.。これ実はちゃんと聴くのはじめてなんですわ。20年ほど前、雑誌「Fools Mate」で人生時代の石野卓球が薦めているのを見て以来、ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと気になっていた一枚。パレ・シャウンブルグは、1st.とか、後の "Parlez-Vous Schaumburg" は持っていたんですが。
一聴して、思ってたよりポップだなと。




もひとつ。


les liaisons dangereuses

les liaisons dangereuses



Liasons Dangereuses。読み方はリエゾン・ダンジュルーズでいいんでしょうか。かつて吉祥寺にあった輸入盤レンタル店・ワルシャワ(その後輸入盤店になり、一昨年閉店。閉店セールには西島大介さんと行った)で、15年くらい前に借りてテープに録ってたんですが、引越しのときに捨ててしまったのです(300本くらい捨てたんだよな……そのうちの一本)。
これはハンマー・ビート〜ボディ・ビートでいいのかな。ジャンル的には。
いかにもコニー・プランクぽい音です。DAFより金属的で、かつサイケデリック


以前に何かの雑誌で三田格が80年代テクノの押さえておくべき盤としてリストの筆頭にあげていたんですが、たしかにいい盤のわりに知名度が低いので、存在を強調したいのはわかるんだけど、文脈をおさえていない読者に向けてはどうなんだろうと思ったことがあります。