終夜睡眠ポリグラフ検査:そんなわけで検査入院してきましたよ。

睡眠ポリグラフというのは、眠っている間の脳波、眼球運動、呼吸、心電図、血中の酸素飽和度、脚の動き、いびきなどを調べるものです。これらを計測するセンサーを装着して寝るんですね。こんな姿になって眠ります。包帯がモノモノしいですが、これは脳波を取るセンサーが外れないようにするためのもの。別にケガしてるわけじゃありません。画像はコードをつけるとき、臨床検査士のお姉さんに撮ってもらいました。記念撮影するひとはときどきいるんだそうです。





昨日はいつもの服薬を止めていたせいか、午後からはげしく調子が悪く、コード装着後すぐに電灯を暗くしてもらい*1、即座に就寝。のび太なみのすばやさだったと思います。もっとも、睡眠状態に入るまでの時間は過眠症かどうかの重要な判定基準ですから、野比家のご両親には、お子さんを専門医に受診させることをお勧めします。





夜中、おしっこに起きた際撮影した測定中。
寝ぼけまなこで撮ったのでブレブレのボケボケです。
たぶん上から二番目から五番目までのが脳波と思われます。画面の配色がエヴァっぽいですね。
ちなみに測定中はベッドに横になっていさえすれば何をしててもよいようです。
とはいえ、鼻やクチにセンサーをつけているので、飲食はストローで水を飲むだけに制限されます。
また、トイレに立つときはナースコールで検査士さんを呼び、コード類を機器からはずしてもらわないといけません。





同じく測定中。
フラッシュを焚いちゃったので分かりませんが、左手の薬指につけられているセンサーは赤く光っています。血中の酸素飽和度を計測するものです。
「脈拍による動脈血の脈動を光学的に捉えやすい指先等で、赤色光と赤外光に対する透過光量の変動を個別に観測し、各々の変動率の比を求めた結果によって、SPO2を精度よく測定できる」というものでしょう。なお、この測定原理は「血液中のヘモグロビンの酸化・還元によって酸素が運搬されており、酸化されると赤色光の吸収が減って赤外光の吸収が増える」「還元されると赤色光の吸収が増えて赤外光の吸収が減るというヘモグロビンの光学的特殊変化を利用したもの」です*2


というわけで、朝5時半に起こされ、コードをはずしてもらい、シャワーを浴びて帰宅いたしました。
入院したのは、代々木睡眠クリニック。計測室はぱっと見、ビジネスホテルの部屋のようなつくりで、なかなか快適な部屋でした。個室にトイレがなく、当然TVもないあたりがホテルと違いますが(大学のゲストハウスとかのほうが近いかも)。
費用は全部で25100円也。それなりの出費でした。

*1:通常は10時すぎ消灯

*2:解説はhttp://oa143648.awmi2.jp/page-85.htmlよりコピペ