新宿ショウ+ミネラルマーケットの収穫

先週今週とひどく忙しかったです。あと二週間くらいこの調子かなと思いますが、気分転換の意味も含めてひさしぶりに鉱物写真を撮ってみましたよ。
なかなか満足の行くようには撮れませんが、これで凝りだすといちんち中やってることになりかねないので、「えいやあ!」とアップしてみましょう。
(今日の画像はかなりダメです。全然、石の魅力が出ていない……難しい)



緑簾石 福島県白河郡塙町矢塚
中央の結晶で長さ約3cm



ミネラルマーケットにて購入。マーケットではずっとお客さんの応対をしていて、ようやく自分が見に回れたのは終了一時間ほど前。それでもこんないいものが残っていたのだから、不思議なものです。





フォンセン石 岩手県釜石市釜石鉱山
標本の左右約6cm



新宿ショウにて、益富地学会館のブースで購入。最終日の火曜、昼過ぎに行ったのですが、それでも(以下略。釜石のフォンセン石は、産出した期間が限られており、有名なわりに入手の難しい鉱物のひとつです。





マンガン重石、燐灰石 Panasqueira, Portugal
標本の高さ約7cm



これも新宿ショウにて。海外業者の「安売り」箱に突っ込まれていました。ポルトガルのこの産地はとても有名ですが、現在ではむしろクラシカル気味の扱いになっているはずで、あまり見かけなくなってしまいました。黒光りする鉄マンガン重石の表面を、細かい六角板状の燐灰石が覆っています。裏側には黄銅鉱の結晶もついています。
「本当にこの値段でいいの? ホントにいいんだね?」と念押しをして購入。なんでも「子供たちや初心者に石の楽しさを知ってもらおうとしてこの値段で出した。東京のお客さんにプレゼントだよ」ということでした。すみません、serious collector の私なんかが買っちゃって(笑)。これも「なぜこんなお買い得品が最後まで残っている?」シリーズですね。