『竹熊漫談 ゴルゴ13はいつ終わるのか?』が届く
版元からご献本をいただく。ありがとうございます。『マンガ原稿料はなぜ安いのか?』に続く竹熊健太郎「のか?」シリーズ第二段。
- 作者: 竹熊健太郎
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2005/03/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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タイトルにあるようなマンガ解釈パートは全体の三分の一くらい。あとは竹熊さん自身の来し方に即したオタク論・サブカルチャー論だ。その意味では『私とハルマゲドン』2ともいえるだろう。
巻末に竹熊さんが20年前、「漫画ブリッコ」に描いたマンガ作品が掲載されている。10年ほどまえはじめて読んだときにはあまり面白いと思えなかったのだが(失礼!)、現在は面白く読めた。後の『ファミ通のアレ』にとても近いテイストだ。
そういえば、7年くらい前、竹熊さんが描きおろしでマンガを描くという企画が持ち上がり(なにかの著書に収録するというような話だった)、「伊藤くん、アシスタントやってよ」といわれ、「いいですよ」と快諾したことがあった。
その後、企画自体が消滅したらしいのだが、機会があれば描いてほしいと思う。そのときにきいたお話が、すごく面白そうだったから。
たしか……アフリカにエスキモーが来て、とかそういう話だったような……よく憶えてない。池袋の台湾料理屋でひととおりネタはきいた筈なんだが……オーディオマニアが「どっちのほうがいい音を出せるか対決」を繰り広げ、最後はエアーズロックの上をくりぬいてオーディオシステムを据え、大音響でレコードをかける……とかいうバトルオーディオものってのは違いましたっけ? なんかそういうネタもきいたような気がします。