理科教師は「ゲーム脳」を批判しないのか?

いまさら森昭雄の「ゲーム脳」が疑似科学であることはいうまでもないが、あんなのに何かいわせてどうにかなると思っている心理ってのはどういうことなんだろう。
テレビ朝日大谷昭宏と一緒に出ていたらしいのだが、寝屋川の事件の容疑者が文集に「将来、ジャーナリストになりたい」と書いていたことは無視していたのだろうか。


ところで、ぼくは鉱物の会で高校の理科の先生と飲んだりしたとき、「先生、先生が真に科学教育の徒であるのなら、学校で『ゲーム脳』がどうこうといわれたら、科学の名のもとに徹底して抵抗しないといけないですよ。でなければ嘘だ」などといってみたりしたことがある。


ま、学校というところは自分の意見を主張するとツブされる職場だそうですから、こういう意見を伝えてもおそらくは無力だと思ってますが。