ぐぁー。

なるべく怒らない、不安にならない、ストレスを溜めないようにしているのですが、なかなかこれが……生きていくのって面倒くさい。


イラク人質事件。残念ながらぼくも「被害者」の自作自演ないしは、限りなくそれに近い状況だと思う。一連の事件の絵図面を描いていたのは、当の「被害者」ではないか(フリーカメラマン氏は巻き込まれたような気もするが)。およそ憶測にすぎないが、だとしたらあまりにも脳天気だし、人を愚弄するのにも程がある。もっとも、無事に帰ってくるに越したことはないのだけれど、そうなったとして、いったい誰が彼らを擁護できるというのだろう。
ついでにいえば、これが「自作自演」ないしはそれに近い状況(日本側の誰かと現地勢力との野合によるアクション)だったという解釈は、おそらく何の国益にもならない。よって、「自作自演ということにしておきましょう」という勢力の存在は考えにくい。実際のところ、もしこれが自作自演だったら、日本政府は逆にアメリカに対してモノがいえなくなるんじゃないか。
だから、という訳ではないけれど、これが「自作自演」だったか否かについては、今後延々と議論が続き、結局よくわからない、という展開になると思う。さらに最悪なのが「それは『自作自演』といいませんか?」という証拠なり何なりを突きつけられても、「絶対に『自作自演』とはいえない!」という主張を強硬に続け、一種の解釈論争に持ち込むひとが出てくることだ。そうなるような気がしてならないのだけれど。