大塚英志『おたくの精神史』評について

「ほつま」で書評・感想リンク集が出来ているが、ぼくは「ふぬけ共和国」の新田五郎氏の評がいちばん、核心的な論点を摘出しているように思えた。前々から思っていたけれど、このひとは鋭い。ぼく自身はまだこの本は「読み中」だが、自分の「マンガ表現論」的な問題意識に引きつけて読んでいるため、たぶん読了してもまとまった「書評」を書くことにはならないと思っている。おそらく「マンガ」という制度を用いて「内面」を描くこと、と「記号的身体」という大塚独自のアイディアに対する言及に留まってしまうだろうし、それは「書評」という形ではなく、また別の文章になるだろうから。

hotsumaのURLメモ
http://d.hatena.ne.jp/hotsuma/20040323#p3

ふぬけ共和国
http://picnic.to/~funuke/comic04/turezure032.html#otaku