いま(午後11時30分)、外はなま暖かい風が強く吹き、雨足はさほどではないものの、まるで台風のようだ。まだ二月というのに、春の嵐だろうか。

今日は、在日フランス人マンガ家のフレデリック・ボワレさん、高浜寛さん、ボワレさんの奥様で翻訳家の関澄かおるさんと新宿で飲み。本当は午後、アジアinコミックでのアジア女性マンガ家シンポジウムを見て、その足で行こうと思っていたのだが、調子がいまいちだったので午睡をしてから新宿に向かう。ボワレさんが高浜さんを紹介してくださるという、こぢんまりした飲み会だった。
フランスのカステルマン社から出る日本マンガの翻訳出版企画(ボワレさんは、この企画のディレクターである)や、先ごろフランス語版が出版されたつげ義春の『無能の人』の翻訳作業についてなど、いろいろ興味深いお話をうかがう。高浜さんは、作品から受けていた折り目正しい印象と少し違って、とても気さくな感じのよい女性だった。彼女の作品について「折り目正しい」印象と書いたが、かといってそれは「堅苦しい」わけではなく、とすると、いうほどの開きはないのかなと思い直したりした。彼女は昨晩から飲みっぱなしだったんだそうだ。
いずれにしても、とても楽しい夜でした。