授業

昨日は今年度最後の授業。くたびれました。


ぼくはマンガ・アニメ系専門学校で「マンガの背景の描き方」を教えているのだが、昨日は実質的に年度最後の授業ということで、とにかく今日中に課題を仕上げて提出しなさいといってやっていたので、学生みんなが思い切りコンをつめ、それに当てられた感があった。


作業過程の節目節目に目をくばり、ここはこう、あそこはああ、とコメントをし修正をさせ、手順を説明する……ってのを一人一人についてやるんだけど、ぱっと見て考えて即応しなければならない。やってる最中は感じないが、後から相当にテンションを上げていることがわかる。ぐったりするのだ。
とはいえ、年間通じてついてきた子に関しては、どうにか一通りの「背景」は描けるようにしている。三年間やってきて、教えるほうもカンもつかんだと思う。三点透視、風景、自動車、等々。


この調子でやるとなると、学生の数は10人程度が適正、20人を超えると目が届かなくなってくる。5〜6人だと相当きめが細かくなるけれど、今度は逆にこっちが口やら手やらを出しすぎる嫌いが出てくる。


だからいつも思うのだが、マスプロ方式でやってる学校ってのは、いかなるノウハウで教えてるんだろうか。どうにも無理なような気がしている。



早稲田大学オープンカレッジのパンフが送られてきた。

「オムニバス講座 マンガ論の挑戦 表現・歴史・媒体」のなかで講師を勤めさせていただく。全五回のうち第四回、『マンガ表現のしくみ』を担当する。6月5日(日)です。
講座全体は夏目房之介さんをヘッドに、アニメーション研究家の津堅信之さん、明治学院大学講師でマンガ研究者の瓜生吉則さんが一回ごと担当。5月12日〜6月12日、各日曜日午後3時〜5時。


詳しくはこちら……とやろうと思ったけど、まだ講座の予定とか出ていないみたい。
http://www.waseda.jp/extension/
受講申し込みの問い合わせなどは上記URLまで、ということで。