ナイカ鉱山「結晶の洞窟」の番組を見たよ。

石膏の超巨大結晶の晶洞を紹介したNHKの番組。
ゲストに出てたボローニャ大学の先生は、鉱床学のひとだろうか。流体包有物を対象にしてる様子だったけれど。
番組では、石膏の晶出温度を流体包有物中の気泡が消える温度だけで推定してるふうに見えるが、たぶん酸素同位体か何かでもクロスチェックしてるんだろう。
まあそのへんは一般向けの番組では少々専門的になるしとくに必要ないところだけど、NHKが用意した日本語訳にはいくつか首をかしげる表現が。
巨大結晶が石膏であることは最初からわかってるわけで、この先生が「つきとめた」わけじゃないとか。
結晶の形状を「平行四辺形」というのはどうかとか。平面図形じゃなく立体なわけだから。


※参考:The Giant Crystal Project http://giantcrystals.strahlen.org/america/naica.htm
このリンク先だと、ナイカは鉛・亜鉛鉱山になってるけど、銀じゃなかったっけか。