ミネラルマーケット倉庫、今年の更新がはじまりました

http://d.hatena.ne.jp/kocteau/


まずはヴィンテージ中のヴィンテージ標本、秋田県院内鉱山から明治年間に産した雑銀鉱と濃紅銀鉱です。
これはちょっとすごいものですよ。国産コレクター、銀鉱物マニア必見の逸品です。





これです。この結晶、見る人が見れば「おお!」というものです。
銀の硫塩鉱物に特有の、わずかに透明感のある銀色がよく分かります。破格に保存状態が良かったんですね。まったく錆びていません。この微妙な質感と色味を出すべく、id:kocteau君入魂の撮影であります。
銀鉱物は、同定が難しい分マニアックなアイテムですが、かといって変格でもなく、コレクタブルとしてはわりと王道的な位置にあるものです。さらに国産の良品は少なく、あまつさえ院内鉱山のものとなると、もっと稀少です。文献で存在は知られていますが、現物を間近で見たことのあるひとは相当限られるでしょう。


ともあれ、大きな画像は「ミネラルマーケット倉庫」で。
http://d.hatena.ne.jp/kocteau/20080401/p1
http://d.hatena.ne.jp/kocteau/20080402/p1




今年のミネラルマーケットは、6月8日土曜日、飯田橋レインボービル1Fにて開催です。
東京国際ミネラルフェア(新宿ショウ)の期間中です。
マーケットはコレクター有志による自主開催で、ごく小規模なものですが、海外の雑誌では"satellite show"と紹介されています。
昨年は新宿ショウの立役者である堀秀道氏も会場にお見えになり、また新宿ショウに出展している海外ディーラーの姿もあって、こちらはアマチュア手弁当でどうにか運営しているものではありますが、それでも互いに盛り立てていく間柄であることを再認識しました。


※会場へのアクセスなどはこちらをご覧ください。
ミネラルマーケット・ウェブサイト 
http://www3.to/mineralmarket/