初音ミクとソワカちゃん

さて、さきほどミクさんを手がかりにした「キャラ」理解について「一月末の時点」と断ったのは、その後、護法少女ソワカちゃんを知ったなんですね。ソワカちゃん」という、「初音ミク」の声を持ちながら、ちょっと違った図像と明確に異なる固有名を持つキャラが出現したという事態です。さらに「ソワカちゃん」には、それなりにしっかりとストーリーや世界観が語られている。一方、まとめサイトソワカちゃん疏鈔 http://sowaka.s-dog.net/」のギャラリーを見ると、人々が描いた図像群には「ソワカちゃん」を示す記号(グローブ、ネクタイがスカートに入れられている、など)を持つものと、「初音ミク」を示す記号(DX7を基にしたデザインの袖(?)など)を持つものが混在しているのも興味深いところです。さらに「ソワカちゃん」のアイテムである五鈷杵を持たせていても、袖はミクのものという解釈もあり、人々の「キャラ」受容の多様さが認められて面白いです。


ソワカちゃん」に関してはまた「素のファンモード」で書くと思います。


まずは皆さん、「ソワカちゃん」を。
オープニングだけだと「なんだ、いかにもそれ風に作ったアニソンもどきか」と思ってしまいがちなんですが、早合点せずその後のエピソードもご覧ください。ものすごく雑にいうと、初音ミクの歌でストーリーを説明してしまうアニメというものです。そもそも作者kihirohito氏が「ミク」をうろおぼえで描いたところからはじまったという、ヘタウマ調の絵がまたよいのです。


オープニング



本当はアップ順に見るのが正しいのですが、とりあえず個人的に気に入ってる話をピックアップしときます。


虚空蔵からのメッセージ 護法少女ソワカちゃん第6話



修羅礼賛 feat. Cool Young 護法少女ソワカちゃん第11話の歌
※ミクではなく、鏡音レンによるもの



機械居士かく語りき 護法少女ソワカちゃん第10話の歌(その1)
メカ沢新一先生かく語りき。メイド役で浅田彰登場





というわけで、ひとまず今日はこのへんで。