最近買ったCD。



Holger Hiller

Holger Hiller



一部では『ラムのラブソング』の作曲者・小林泉美のダンナとして記憶されているホルガー・ヒラー2000年の作。
80年代ジャーマン・ニューウェーヴ(ノイエ・ドイッチェ・ヴェレという語はこの文脈では用いないほうがいいらしい)の代表選手にして、ひねくれテクノポップの旗手だったお方ですが、このCDにはわりと普通にかっこいいドラムン・ベース(←でいいのかどうかイマイチ自信がない)なども収録されてます。


ところでこの歳になると2000年とかもうメッチャ最近のような気がしますが、若いひと、たとえばいま20歳くらいのひとにとっては当然遥か昔になるわけで。同じミュートから出たカンのリミックス集"Sacrilege"のリミキサーにSunloofてのがいて、ライナー(三田格)には「サンルーフ=不明。ミュートのニューフェイスか…?」と書かれていたんですが、昨日、itunesのデータベースの表示を見たら、Gareth Jones & Daniel Miller って出てる。


なぁんだミュートの社長とノイバウテンとかデペッシュ・モードとか手がけたプロデューサーのコンビじゃん。ようやく正体がわかったよ,さすがいい仕事してはりますわと思ったのはいいんですが、このリミックス集、出たのいつだっけ? 最近だ最近だと思ってるとすごく前だったりするよなと確認したら1997年。9年も前じゃん!


Sacrilege - Remixes

Sacrilege - Remixes



うわー。もう一昔まえ。
とくに音楽に関しては95年ごろから雑誌も買わなくなし新譜をまめにチェックすることもなくなったので、もう全然現役のリスナーではないのです。
いや、最近のひとのも聴いてますよ、マッシヴ・アタックとか……といいかけて、91年デビューのベテランだということを知るわけです。
だってぼく、いまだにレディオヘッドゆらゆら帝国も聴いたことないんですもの!


歳をとるってのは、こういうことなんだなと思いました。
その分、蓄積も思慮も増すし、歳をとったなりの楽しみもあるからいいんだけどね。