サントリー学芸賞が発表されたようで
このブログにも関係のキーワードで検索された方のアクセスがちらほら増えています。
あれからもう一年が経つんですねえ。
あらためて、関連のエントリーにリンクしておきます。少しでも記憶を風化させないためにも。
■サントリー学芸賞事件+九州大学論文博士審査にまつわる疑惑http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20061113
■竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』論文博士号問題について
http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20061121
■竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』、疑惑の論文それ自体への言及
http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20061124
■斎藤美奈子のコラムで
http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20070117
■竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』関係で取材を受けました。
http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20070217
■どうやら、竹内一郎氏は
http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20070220
■竹内一郎氏、大学のレポートで「ストーリーマンガ」を課題にしている模様
http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20070711
こうしてタイトルを列挙すると、竹内氏一人が悪いようですが(もちろん免責されるわけではありません)、この問題でいちばん責任が重いのは九州大学で、次はサントリー財団と三浦雅士氏だと思います。
一方、たとえばオタク文化について正面から講義を行ったことで話題になった、筑波大学第二学群比較文化学類「現代思想特講II」のシラバスにも「マンガ表現論の現在―竹内一郎と伊藤剛の手塚治虫論」という項目があります(講師は美術評論家の暮沢剛巳氏)。
アカデミックな場でどう扱われたかということまで考え合わせると、竹内一郎氏はサントリー学芸賞を受賞することで壮大な「晒しあげ」にあってしまったという見方もできるとは思います。微塵も同情はしませんが。